中古車車検整備付とは

車検整備付とは:3行要約
  • 車検整備付とは、車体本体価格の表記による分け方で、車体本体価格に車検整備費用が含まれている
  • 車検整備付の車で納車までの費用は支払総額を見ればよく、内訳としては諸費用内の数万円程度
  • 車検整備付は車検整備がセットになっているために別段「お得」ではない

中古車を購入するときに引っかかる「車検整備付」ですが、納車まで費用はいくらかかるのか?ということが気になりますよね。

車は新車・中古車のいずれにしても車体価格のみでは買うことは出来ず、諸費用などが加算されて予算を超えないか心配です。

こちらでは、この分かりづらい「車検整備付」について解説していくとともに、納車までいくらかかるのかを見ていきます。

買う前に知りたい
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ボーン片桐

意外に知られていないことですが、良い車は市場に出回る前に業者間で買われてしまい、一般の人が良い車を安く買う事が出来ません。

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車検整備付とは

車検整備付とは、中古車価格に対して車検整備費用を含んでいるかどうかを表している言葉で、車検整備付の車は車体価格に車検整備費用が含まれているということを表しています。

ここまでは良く見る言葉の説明になりますが、車検整備があるということは実質的に次のようなことを表しています。

車検整備付の車は何が違うの?
  • 現在有効な車検がなくこれから車検を受ける
  • 車体価格は車検整備費用を含んでいる分だけ高くなっている(約10万円から20万円)
  • 車検整備付で得が出来るわけではない

見てわかるように車検整備付というのは、整備がおまけとして付いてくるわけではなく、車体価格に車検整備費用が含まれているので、これはあなたが負担するものです。

さらにいえば、車検整備はディーラーでの手数料ビジネスになりますので、むしろ「車検整備が縛りで付いてくる」ということを表しているといっても良いでしょう。(もちろん整備自体は必要で業者として悪いことをしているわけではない)

このように車検整備付とは得が出来ているわけではないということを知っておくべきです。

中古車の車検費用について表記違い

中古車の車検表記については主に次の4つがあります。

中古車の車検についての表記
  • 車検整備付:車体価格に車検整備費用が含まれている
  • 車検整備無:車検整備はなく購入後受ける必要がある
  • 車検2年付:2年間有効な車検をこれから受ける(車検整備付と同様)
  • 車検残有り:有効な車検が残っている状態である

中古車の車検についての表記を比べてみてわかるように、車検残有りというもの以外は車検はありません。

つまり、車検整備付という車に関しては、これから車検を取得するということであり、特別に得が出来るわけではないことを改めて確認できます。

現在は車検が無い状態であり、これから車検を取るわけですから整備が必要で整備をしなければいけません

車検整備渡しとは

車検整備渡しとは、車検整備をして車を引き渡すことで、引き渡し時の車両状態についての表記です。

「車検整備渡し」と「車検整備付」は同じ状況を意味しますが、車検整備渡しは中古車の現状渡しとの区別で利用されることに対して、車検整備付は車両本体価格に車検整備費用が含まれるかどうかの違いとなります。

中古車の現状渡しはあまり見ることが少なくなりましたが、この場合においては「車検整備無」である場合がほとんどです。

車検整備付で納車までの費用

先に結論を言うと、車検整備付で納車までの費用は、基本的に陸送費と手続き代行手数料を加算した額になりますので、2万円前後以上から10万円ほどまでが目安になります。

陸送費が高く付くならば、当然納車費用を圧迫しますし、名義変更や車庫証明などの手続きを代行依頼しなければ1万円前後浮きます。

ということで車検整備付と表記されている中古車を購入した場合には多くの場合に、納車まで数万円の費用を追加するのみで問題ありません。

ただし、中古車の保証などによって諸費用が高くなる場合があり、次の段落で見るカーセンサーの場合はその傾向がはっきり分かります。

なお、このことは中古車の総支払額について不明瞭な点が多いこともあって、カーセンサーをはじめ中古車情報誌などにおいては、総支払額を明記することを要請しているため、基本的には総支払額から内訳をみていくという方法をとるのが、費用項目を理解するには最も良い方法です。

車検整備付の車検費用

カーセンサーでの中古車購入:費用内訳
カーセンサーでの中古車購入:費用内訳 出典:https://www.carsensor.net/

中古車の車検整備付を買った場合に、納車までの費用はいくらかというのは、支払総額を見ればよく、車両本体価格との差額は諸費用ということが一目瞭然です。

しかしながら、車検の費用はいくらなのかということについては、「車検整備付」の中古車では車両本体価格に費用が含まれることになりますのでほとんど同じ条件で車検整備無の車がなければ判断ができません。

そのため、車屋の利益などを判断することが難しいことから、実質的にどのぐらい車検費用が掛かっているのか判断することは難しいと言えます。

とはいえ、過去とは異なり車体価格に車検整備費用が付帯されていることは車両価格を比較するうえで望ましいことです。

車検整備付の表記が一般的になっている現在は、車体間の比較は総支払額で見ることが出来るのでそれほど気にする必要はありません。

車検整備費用についてもっと詳しく見る

中古車の車検に関する表示は紛らわしいのでもう一度整理すると、車検関連の表現についてよく使われているものは次の4つになります。

  • 車検2年付き
  • 車検残有り
  • 車検整備無
  • 車検整備付

このうち、車検がついているのは「車検残有り」だけです。

今回は車検整備付の納車まで費用はいくらかかるかなのでその点を深くみていきます。

カーセンサーでの説明になりますが、カーセンサーでは中古車情報を見たときに、車体情報の下に車検費用の扱いを詳しく書いています。

カーセンサー車検整備付の車
カーセンサー車検整備付の車 出典:https://www.carsensor.net/

車検有無の欄を見ると「車検整備付」とあります。

この車の車体情報について、詳細を見てみると次のようになっています。

車検整備付の車:車検費用など詳細
車検整備付の車:車検費用など詳細 出典:https://www.carsensor.net/

ここを見ると分かるように車検整備に必要な費用である、「車検整備費用」をはじめ、車検の法定費用「自動車重量税」「自賠責保険料」は支払総額に含まれていますので、変動する支払い金額は保証とコーティングなどをどこまでするのかという点のみになります。

車検整備の具体的な整備内容

車検整備というのはどういう内容かというと、誤解を恐れず分かりやすくいえば車検を通過するための整備であると考えてよく、そのテストのために車検が行われていることを考えると、車検項目に必要な整備をするということになります。

では、一般のユーザーが車検整備をされている車を購入するとしたらどのような整備について期待できるかを実感できる点で説明します。

主な車検整備での整備項目例
  • タイヤの溝と締め付け
  • ステアリングブーツ
  • マフラーの穴
  • タイヤの角度(キャスター角・キャンバー角)
  • 車高
  • シフトノブ
  • 高さと幅
  • ホーン
  • スピードメーターの精度
  • ライトの色と強さと光軸
  • ウィンカーなどの灯火点検

車検項目としてはざっとこんなところですが、ブレーキパッドなどの消耗品も交換整備してくれる場合が多く、走行距離10万キロを迎えるような車以外は大それたパーツ交換はほとんどありません。

ちなみに車検費用については、ユーザー車検を通してみると分かりますが、絶対にかかる法定費用は5万円弱であり、そのほかは車体の整備費用なのですが、高く付きやすいのは機械部品の交換であり、例えばマフラーに穴が空いている場合に交換すれば、それなりの支出になるというのは想像に難しくありませんよね。

また地味にタイヤの交換費用も高く、特に扁平率が低い一般的でないタイヤやエコタイヤは価格が高くなっています。

このようにどのぐらい消耗部品の交換があるかという点で車検費用は大きく変わってきます。

おおむね車オーナーが期待する消耗品などの整備に加えて、古くなった部品などを交換した場合には20万円から30万円の車検費用となるのは仕方ないことであり、ディーラーでの車検が高いというのも項目を見ると納得できる部分がありますね。

法定整備付と車検整備付の違い

車検整備付と類似する言葉で「法定整備付」というものがあります。

これは表現によっては違う場合もありますが、特に車検整備付と区別されている場合には、最低限の整備はしていることを指します。

最低限の整備というのは、車の機能である「走る」「曲がる」「止まる」というものであり、この内容からわかるように本当に最低限ということになります。

他方、販売店では最低限の車機能を満たさない車を売ることが出来ません。

例として、上記の機能を満たしていないような車について、レースのような競技用に車を売るケースでは念書を書かされるほどのことをしています。

つまり何が言いたいかというと、法定整備というのは当然のことであって、本来は書く必要が無いのです。

書くことがないから書いているのか、または当たり前のことも書くほうが良いと考えているのかは不明ですが、法定整備付というのは整備の質としてはそれほどよいものではないということを知っておきましょう。

車検整備付は何年の車検が付く?

ここまで見てきたように、車検整備付は現在車検がない状態であり、これから取得するということなので、「車検整備付」とは何年間の車検が付くのか?という疑問については、自家用乗用車であればこれから車検を取るために「2年間」ということが答えになります。

ただし、何度も言うように車検が2年付くのではなく、車検整備費用が車体価格に付帯しているということをよく考えてください。

そのため、2年の車検が付くから得ができる!ということはなく、かろうじて得ができるのは「車検残」がある場合です。

最近マシになった車検費用と諸費用の表記

表示の仕方によって乗り出しまでどの程度お金が掛かるか変わってきます。

そのため、予算が決まっている方については注意が必要です。

いわゆる乗り出し価格というのは、車体本体価格だけではありません。

車検整備付であっても、自動車重量税や自賠責保険料や別途代行手数料が掛かります。

この表示の仕方は正直申し上げて、大変不便だと私は思うのですがあなたはどうですか?

しかし、この表示方法については宣伝上の都合があるのです。

中古車を買うときは必ず支払総額で確認

車を購入するときにはある程度車種などを決めてから、次に見るのは価格という方は多いはずです。

つまり、掲載されている中古車に興味を持つかどうかは価格がスタートであり、これを低く見せることは広告上とても重要なことなのです。

このような場合に、できる限り安い金額で販売している車として、興味を持ってもらうために最小限の価格である車体価格を表示する慣わしが行われているため、面倒な表示方法となっているのです。

現在では、表示されている価格で車を購入できないというのは、ほとんどの方が知っていることですが、車体価格からどのぐらい上乗せされるのかは目安程度にしか変わりません。

特に安い車を購入する場合には、上乗せされる金額も大きく見えるので、この点を不満に思う方も多いわけです。

上乗せされる金額は車検関連と代行費用で30万円前後が相場となっていますが、あまりにも高い金額である場合には注意してみたいところですね。

先ほどいったように車体価格は低ければ低いほど広告効果がありますから、車体価格に乗せるべき金額を後から乗せられたのではたまりませんから^^;

こういったことは基本的にはありませんが、絶対にないということはありませんから、取引の時には注意してください。

車検整備付とは:まとめ

車検整備費用が車体本体価格に含まれている「車検整備付」ですが、このような車で見積書に車検整備費用項目があればおかしいですよね?

実はこういったことは結構あるようで、意外に車屋の店員も分かっていないなんてことがあります。

「車検整備付」と出ていたときに別途請求されているようなら必ずこの重複について質問をするとともに、初期段階においても乗り出しまでいくらなのかと質問することで無駄な争いを避けることが出来るでしょう。

車の予算に関してはどうしてもシビアになってしまいますが、分からない点は初期段階で販売店に質問をしてください。

これから車選びをされるのなら参考にしてみてください。

お役立ていただけたら幸いです。