中古車を車検無しで買う

中古車を車検無しで買う:3行要約

中古車を車検無しで買っても車検をとるならば高く付く可能性大

車検無しの車で納車までの費用は最低で1000円ほど、最高で10万円超

中古車販売は手数料を取る構造になっているのである程度はあきらめる

 

中古車を車検なしで買うと納車まで費用はいくらなのでしょうか?

 

このような疑問も持っている方は少なくないはずです。

 

というのも車を買うときは乗り出し価格やら諸費用だかで、いつのまにか総支払額は高くなることは車を買ったことがある方ならわかると思いますが、この追加費用のほとんどは車検整備ですからね。

 

こちらでもらった質問で、「中古車を車検なしで買うといくらなの?」という質問をもらいました。(以下、質問文)

 

 

中古車を買おうとしている者です。

 

先日、中古車購入の見積を依頼したら車検は2年付きということで諸費用に車検費用を含めて請求するとのこと。

 

この車検費用というのはどの程度かかり、乗り出し価格はどの程度になるのでしょうか?

 

諸費用という項目についてちょっと雑にまとめられている印象があり質問させていただきました。

 

よろしくお願いします。

 

 

中古車を購入すると、諸費用という項目でまとめられていることがあり、車体価格とは別に追加の費用がかかったりしますね。

 

購入者が気にするのは乗り出し価格はどれほどかかるのかという点なのに、なぜわかりにくくするのか疑問をお持ちの方も少なくないはずです。

 

今回は、中古車で車検なしの車や車検切れの車を購入したときの費用についてお話していきます。

あの業者が中古車保証を付けたがらない理由
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車検無しの中古車は10万円から20万円安い

車検整備無の車
車検整備無の車 出典:https://www.carsensor.net/

 

車検無しの中古車は10万円から20万円安くなっています。

 

これは車検整備をしない分だけ安いということで、このような車は車体価格が安いことが多いです。

 

上の画像はカーセンサーから引用したものですが、確かに車体本体価格が安いことが分かります。

 

しかしながら、よく考えなければいけないのは、車検無しで売る車はどういった車かということです。

車検無しの車は保証なし・修復歴ありが多い

こちらで紹介したのはカーセンサーでの車検無しフィットなのですが、修復歴を見てみると「修復歴あり」を確認できます。

 

走行距離もなかなか走り込んでいるようで、お世辞にも質の良い車とは言えません。

 

そしてその車の車検説明欄を見てみると、「法定整備無」「保証無」ということが確認できます。

 

車検無しの車詳細
車検無しの車詳細 出典:https://www.carsensor.net/

 

中古車は納得して買うという方がいればよいものですから、質については車体価格が安ければかまわない!という方にとっては「車検無し」の車は良いのかもしれません。

 

しかしながら、多くの場合には車検整備をしない場合は保証もなく、車の質も悪い場合が多いことは知っておく必要があります。

 

そもそも、車屋も商売でやってはいますが出来ればお客には良い顔をしたいものですから、質の良い中古車を使ってもらって、また買ってもらえたらと考えるものでしょう。

 

そのような状況であっても、保証無で整備無しで売る状況を考えると、車検無しの車を買うのは玄人向けであると分かります。

 

以上より、車検無しの車は10万円から20万円ほど車体価格が安いのですが、その実態としてはリスクのある中古車であることが多いので、それを知って買うべきだと言えます。

車検無しで車を買って納車までの費用

車検無しで車を買って車検を受けずに納車をするならば、車載車という車を使って陸送するか、仮ナンバーを取得して自分で納車する必要があります。

 

これは車検がないために、その車では公道を走ることが出来ないからです。

 

仮ナンバーは役所で1000円あれば取得することができ、5日間前後使うことが可能です。

 

また仮ナンバーを取得するとき自賠責保険に加入していない場合には、別途自賠責保険料が25か月で26880円(軽自動車で25880円)掛かります。

 

この場合には、陸運支局にいって自賠責保険を加入して、その後に役所にいって仮ナンバーをとって、中古車屋にいって自分で納車してから、車検整備をして車検をとるという流れになりますので、非常に手間がかかることが分かります。

 

このように車検無しで車を買うと面倒が掛かるだけでなく、結局お金がかかる場合がありますので、安く買えているという実感はないでしょう。

 

ちなみに陸送費は遠方で無ければ1万円ほどで済みますが、離島や遠方であれば郵便物とは比較にならないほどの費用が掛かります。

 

 

以上より、車検無しで車を買うならば納車までは最低で仮ナンバー分の1000円ほど、最高では仮ナンバーを使って自分で納車するならば、3万円いかないぐらい、陸送では遠方・離島で10万円超もあるということになります。

車検をとるために掛かる費用

車検無しで買って納車までの費用資料
車検無しで買って納車までの費用資料 出典:https://www.carsensor.net/

 

車検無しの車を買った場合には、パーツ取りや競技用の車でなければ、公道を走るためには別途車検を受ける必要があります。

 

ここで知っておくべきなのは、車検整備をしていませんので、車検費用が掛かるということです。

 

つまり、車を安く買ったとしても車検費用は掛かるということですから、結局何の意味もありません。

 

上の画像による資料を見ると、車検取得に必要な費用「自動車重量税」「自賠責保険料」は支払総額に含まれています。

 

車検でかかる費用は法定費用があるのですが、そのほとんどが自動車重量税と自賠責保険料であり、その他に印紙代400円と証紙代1300円から1400円がかかるのみですので、1700円から1800円の費用で済みます。

 

このように法定費用は自動車重量税と自賠責保険料が払ってあればそれほどかかりません。

24か月点検費用が高くなることが予想される

しかし勘の良い方ならわかると思いますが、わざわざ業者が車検整備をしないで売っていることを考えると、車検整備の費用は相当に高くなることが予想されます。

 

例えばタイヤが減っているために、新しくタイヤを買わなければいけないとなれば、数万円以上の出費になります。

 

また車検でよく指摘されるステアリングブーツが切れていたら、これも交換する必要があります。

 

このように業者側が車検整備をしないというのは相当なことであると考えておくべきであり、車検整備費用は車検に出したときの最高額級にかかることを覚悟したほうが良いと言えます。

 

なお、車検費用の目安としては約10万円前後ですが、これは交換するパーツによって相当変動しますので、本当に目安でしかありません。

 

つまりは、車検無しの車を買って車検を受けようとするならば、車検費用が高くなることも覚悟しておく必要があることを覚えておきましょう。

中古車を車検無しで買うのは望ましくない

ここまで見てきた中で中古車を車検無しで買うのは、普通に車を買おうとしている人にとって良くないことがわかってもらえたと思います。

 

中古車屋としては車検整備の手数料でも利益になるのにそれをしないという理由を考えると、車自体の質が相当悪いか、もしくは単純に工員不足で車検整備ができないかのいずれかですが、多くの場合には車の質が悪いです。

 

このような状況ですから、競技用車両などの特定用途に使う以外に、出来る限り安く車を買いたいからといって、車検無しの中古車を買うべきではありません。

 

したがって、中古車の質を考えると車検無しの中古車を買うことはあまりお勧めしないということになります。

 

それならば車検付きで買った場合に費用を安くするためにはどうすればよいのかを見ていきます。

 

ところであなたは車検2年付きという言葉が何を意味しているか知っていますか?

車検2年付きとは

ヘルプ 「車検2年付」と「車検なし」について - CarSensor.net
ヘルプ 「車検2年付」と「車検なし」について – CarSensor.net 出典:https://www.carsensor.net/help/CS/help16.html

 

多くの方が勘違いしてしまうことがあるので、まずそれを申し上げると「車検2年付」の中古車は車検無しの車と同等です。

 

また、異なる言い方をすれば車検2年付というのは、車体料金の中に車検整備費用が含まれているというだけなのです。

 

つまり、車検2年付きの車というのは、現在車検が無い未登録の車を指します。

 

そして車検が付くというと一見得な気がしますが、実際はそうではありません。

 

車検2年付という表示については2年の車検を付けてくれるのではなく、これから車検を取りに行きますよ!ということなのです。

 

つまりは、売れるまで車検は取らない、売れたら実質あなた負担で車検費用を払うということになります。

 

なので車検2年付きは全然お得ではありません。

 

ちなみに、車検について費用がかからない場合には、「車検残」という表示となります。

 

車検残であれば車検有効期間があるという状態ですから、基本的に車検関連で費用を取られることはないでしょう。

なぜあなたが車検整備費用を負担するのか?

中古車販売業者も慈善事業ではありませんから、いかにして車を売るか、利益を取るかということが重要になってきます。

 

車検2年付という表示に関しては車検整備費用について、車体価格に含まれている場合が多いので、実際は整備費用が得できる気がしますよね。

 

しかしながら、当然ですが車検整備費用は無料というわけではなく、車体価格に含まれているのです。

 

車検点検整備については自分や他の業者に頼むということを選択することが出来ず、車体価格の中にその整備費用は含まれているだけとお考えください。

 

したがって、車体価格の中に車検整備費用が含まれているわけですから、得でもなんでもないということを分かってもらえたら良いでしょう。

車検の費用は法定費用と手数料

次に車検の費用というのは絶対に掛かる費用と手数料です。

 

まず絶対に掛かる費用というのは自動車重量税や自賠責保険、そして検査費用です。

 

重さ1t以上の小型車を購入した場合には、自動車重量税が25000円前後、自賠責保険24ヶ月加入で24950円と検査費用で5万円弱程度の出費は必ず伴います。

 

それに加えて車検を行うという手数料や、車検に備えて行う整備などの手数料、また部品交換費用なども乗ってきます。

 

これをディーラーに依頼すると20万円~30万円ほどかかる場合もあり、整備工場の利益源泉になっているケースが多いです。

基本的に中古車は車検整備付き

つまり車検2年付きの車を販売することは、車検整備パッケージの販売ということになります。

 

ところで、多くの中古車販売店では、ユーザーが自分で車検を通すから現状で売って欲しいといっても売ってくれません。

 

これは、販売店の整備義務に加えて、先ほど申し上げたように車検整備パッケージで利益を出さないといけない場合がありますので、このようなことになります。

 

交渉次第ではどうにかなるかもしれませんが、中古車を売る売らないの選択権は販売店にもあることを忘れないようにしましょう。

「諸費用」とまとめたい理由

中古車販売業者に限らずに、手数料ビジネスを行う業者は諸費用やその他項目を使いたがる傾向が強いです。

 

これについて究極的にいえば、業者もあなたを騙したいということはなく、競合他社との兼ね合いが大きな要因です。

 

例えば、中古車を購入する場合には同じような条件で出来る限り車体価格が安くて、保証が手厚い車を購入したいと考えるはずですが、多くの場合に価格を第一の判断基準にしますよね。

 

このときに、車体価格を少しでも安くしようとしたら、車体価格や安く表示して、その他諸費用を追加で請求するほうが、車雑誌などでも目を引くことは間違いないでしょう。

 

同様に、車検が無いというよりも車検2年付と書いたほうが、車検について行ってくれるということで、整備もしっかりしてくれる業者と良い意味で見られるかもしれません。

 

つまり、諸費用という項目については、手数料ビジネスを行う場合において、競合他社との関係で表示や印象についても調整できるので、便利に使われている状況となっています。

 

もちろん、その他事項で不当に費用を要求されることも多いので注意が必要で、あまり行き過ぎると行政の指導や管理団体によって基準が定められることになります。

 

車に関しては、表示上の自由が多いのも現状であり、購入するときには費用内訳などを分割して考えるようにしてください。

中古車購入時の諸費用:項目例

車の諸費用例としては次の項目がありますので、あわせて確認してくださいね。

 

  • 登録・届出代行費用
  • 整備費用
  • 車庫証明代行費用
  • 車検代行費用
  • 名義変更代行費用
  • 保証費用
  • 納車代行費用

 

登録・届出代行費用と名義変更代行費用は、実質的には同じなのですが、分かり易く分割して書きました。

 

これは例なので、他にも様々な名目で諸費用に含まれている場合も少なくありませんので、注意が必要です。

中古車を車検無しで買う:まとめ

中古車を買う場合の車検有無から諸費用について説明してきましたが、たびたびいうと車検無しで中古車を買うことは玄人向けです。

 

ここまで長々と見てきて分かったと思いますが、いかに中古車屋が車検整備代行費用をとりたいかわかってもらえたと思います。

 

そういった業者が車検整備の手数料を放棄したくなるぐらいの中古車である可能性が高く、当然保証もないというケースが多いです。

 

中古車には、質の悪い中古車を高く買わされることはあっても、掘り出し物の中古車はまず存在しません。

 

中古車の保証無しというのは、自分で車整備が出来るか、リスクが取れるかということが出来る人以外は、手を出すべき車ではありません。

 

そもそも相当珍しい中古車以外は、その車でなければいけない理由はなく、他を探せばいくらでも良い車はありますので、こだわりすぎることなく中古車を選ぶようにしてください。

 

お役立ていただけたら幸いです。

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