トヨタアクア外観:トヨタ自動車公式
トヨタアクア外観:トヨタ自動車公式 出典:https://toyota.jp/aqua/exterior/?padid=ag341_from_aqua_top_exterior

 

トヨタアクアを買う場合には、エコカーであることから税金の減免を期待、またハイブリッド車であることから燃費が良いこともあって維持費が安く済むことにも期待している方も多いはずです。

 

つまり、アクアを購入する人の関心は、税金と維持費の安さにあるわけです。

 

アクアの税金と維持費のポイント

  • 車購入から売る・廃車までの費用を考えると得でもない
  • エコカー減税・グリーン化税制による減免は確かに効果あり
  • 軽自動車や普通車と比べると経済的に見劣りする場合あり

 

カーディーラーは本当のことを言うと車が売れなくなるのであまり言わないのですが、実はハイブリッド車だからといってお金で得できるとは限らず、むしろ損をすることが多いです。

 

このことは、車維持費に着目することが多いのですが、実は車購入から処分するまでの期間で考えると、それほど得ではないし、むしろ損をする可能性すらあるということです。

 

とはいえ、環境性能が良い車はエコカー減税やグリーン化税制によって、例えばアクアの自動車重量税は2回目の車検まで免除されるので、3回目の車検時まで払うことはないので、6年目まで払う必要はありません。

 

ただし良い面ばかりを見て車購入を決めてしまうのは危険であり、実は保有期間全体で見る必要があるということをこちらではお話ししていきますね。

 

まずはアクア購入から掛かる金額についてみていきましょう。

アクアの維持費と車体価格

トヨタアクアに掛かる支出はこちらになりますが、消費税以外の税金については減税が適用されます。

 

ヴィッツ外観 トヨタ自動車公式
アクア登場前のトヨタ自動車コンパクトカー代表車種 出典:https://toyota.jp/vitz/exterior/?padid=ag341_from_vitz_top_exterior

 

同クラスの車と比較できるように、「トヨタヴィッツ1.3リッター(車体重量は1t超エコカー区分)」の購入時支出のデータを並べてみました。

 

トヨタアクアの支出 トヨタヴィッツの支出
自動車税(1年計算) 34500円 34500円
自動車取得税 非課税 約23000円ほど
自動車重量税 免税 3700円
消費税 車体価格の8%
ガソリン(燃費) 37.0km/L 25.0km/L
自動車保険(年間) 30000円~80000円 30000円~80000円

 

自動車税については、減税の適用が保有して1年目に発生しますので、購入時は普通車と変わらない金額を必要とします。

 

自動車取得税は非課税に、自動車重量税は免税になりますので、これらを合わせると3万円ほどはアクアのほうが有利です。

 

補足情報としてアクアとヴィッツの燃費と自動車保険の年額比較を比べました。

 

ガソリンについては燃費を表示しているのですが、車の運転方法によっても変わってくるのですが、概ね実燃費はカタログ燃費の6割前後で考えておくと良いでしょう。購入時の支出としているので、参考程度にご確認ください。

 

また、自動車保険は中級程度(エコノミー車両保険付き年間保険料)の保険内容であり、等級や年齢によって差は出ますが、アクア・ヴィッツとそれほど金額が変わるものではありませんでした。

車体価格の違いに注目!

アクアとヴィッツはどちらもトヨタ自動車のコンパクトカーなのですが、車体価格が大きく違うことを考えてみてください。

 

アクア価格とグレード
アクア価格とグレード 出典:https://toyota.jp/aqua/grade/?padid=ag341_from_aqua_navi_grade

 

アクアの一般的なグレードである「S」ですが、190万円近くからとなっていますね。

 

これに合わせてヴィッツの一般的なグレードである「F”Mパッケージ”」を見てみます。

 

ヴィッツ価格とグレード
ヴィッツ価格とグレード 出典:https://toyota.jp/vitz/grade/?padid=ag341_from_vitz_navi_grade

 

見てわかるようになんと60万円以上も差がついています。

 

ここに維持費を気にする方が考えて欲しいのは、車保有期間でこの60万円を燃費やエコカー減税などで取り戻すという考え方なのです。

 

当然事故で廃車となれば、保有期間は突然終わることになるので、そういったアクシデントも入れたうえで考えると、高い車体価格を取り戻すのは容易ではないことが分かります。

 

ちなみに、購入時においては3万円ほどアクアが有利なので、この時点で57万円差があります。

 

そして、税金の減免などで差額として「自動車税25500円+自動車重量税5年分の差18500円」の差を5年で縮めることが出来るので、燃費で残り50万円ほどの差を回収する必要があります。

 

燃費が良いことでお金が節約できるというのは、スタートの時点からかなり不利なことがわかってもらえたと思います。

 

したがって、経済的に得をしたいならば、アクアを選択するということは悪いことで無いとしても、節約したいならば車体価格も気にする必要があるということをよく考えと欲しく、特に新車での購入はよく考える必要があるでしょう。

アクアの税金は減税の適用あり

トヨタアクアの税金などについては減税が適用されて、だいたい10万円前後の節約が期待できます。

 

また、購入時の支出について、トヨタアクアと同クラスのトヨタヴィッツを比べると自動車取得税以外は大差が無く、3万円ほどの差でしかありませんでした。

 

とはいえ、車の税金が減免されることはそれほど悪いことではありませんし、確実な節約になることに異論はないでしょう。

 

次に、アクアの税金が保有5年間において、どのように節約できるのかを時系列でみていきます。

時系列でみるアクア自動車税と重量税など

トヨタアクアの時系列支出
購入時 自動車税34500円(年額)と消費税(取得税は非課税)
1年後※1 自動車税9000円
2年後 自動車税34500円
3年後(車検) 自動車税34500円と車検整備費用とその消費税
4年後 自動車税34500円
5年後(車検) 自動車税34500円と重量税15000円(2年分)、車検整備費用とその消費税

※1 購入後1年という意味ではなく次の年度という意味である(購入後の4月1日)

 

ページ最初でも言いましたが、アクアの自動車税は購入時に減税されるのではなく、購入後1年目での減税となります。

 

これは車オーナーに有利にするためであり、実は自動車税は月割計算をすることになりますので、買う時期によってはせっかく自動車税が減税になるのに、1年分の減税がされないのはもったいないですよね。

 

 

そのため、自動車税の減税は丸一年の減税が適用できる次の4月1日以降ということなるのです。

アクアの税金減免額は大きくない

こうやってみると、トヨタアクアを購入してエコカー減税で得をするのは自動車重量税が5年間分免除されることと、自動車取得税を免除されることはかなり大きく、特に5年間車に乗り続けるような状態なら効果を最大限に享受できますね。

 

なお、自動車税はグリーン化税制の特例であって、エコカー減税とは違うものではありますが、両者は同様に減税効果があるために区別せずにエコカー減税としています。

 

ただし車税金を確実に減免出来ることはうれしいことですが、額としてはそれほど大きくないことにも着目してください。

 

自動車税25500円と自動車重量税5年分である37500円を5年間で節約となりますので、仮に無理をしてアクアを購入しようという場面があれば、無理をして買う車ではないことが分かりますね。

税金の減免と車の選び方

税金額について節約できることを考えると、やはりエコカー現在やグリーン化税制が適用されることは家計が助かるのは当然のことになります。

 

そのため、アクアなどのハイブリッド車を購入すると決め込んでいたときにはとても良い制度となりますので、適用期間内に目当ての車を登録することが出来ればいくらか得をすることが出来るでしょう。

 

ただし、購入から廃棄までの車ライフサイクル間で支出を考えると必ずしもお得とはいえないのです。

 

このことは、ハイブリッド車が車維持費が安くなるのではないかという期待と同クラスの車よりも高い車体価格を比較する必要があるでしょう。

新車は高くて割りにあわない

どうしても金銭的な得をしたい場合には新車を購入する場合も比較対象に状態の良い中古車も入れるべきです。

 

というのも新車というのは価値からすると割りに合わないからです。

 

車は登録・届出をすることで、見た目上ではナンバーを取得すれば、新車から中古車になるわけですが、このときには価値が8割になってしまうからです。

 

これを私は新車プレミアムと呼んでいますが、つまりは300万円の車だとナンバーを取るだけで240万円の価値になってしまうということになります。

 

これがもったいないという方は結構増えてきて、結局新車で買うとしても中古車も比較対象に入れるべきというのはこういうことです。

 

どうしても新車がよいというなら別ですが、金銭的に少しでも損をしたくない場合には、参考にしてみてください。

 

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高い車体価格を取り戻すのが難しい理由

一般に、ハイブリッド車やクリーンディーゼル車は車体価格が一般のガソリン車よりも2割~3割前後高いことがほとんどです。

 

新車販売価格で例をあげると、トヨタアクアは176万円なのに対してマツダデミオでは135万円と40万円ほどの価格差があります。

 

その高い車体価格を燃費で回収するとなると多く走らなければいけません。

 

走らせ方によって変わってきますが、多くの場合では15万km前後走らせるほど車を利用する機会がないと取り戻せません。

 

つまり、燃費が良いことが経済的なのかどうかについて考えると実はそれほど効果が大きいわけではないことがわかってもらえると思います。

エコカーの欠点は高い車体価格

このように高い車体価格を燃費で回収するためには多く車を使わないといけないというジレンマがあります。

 

さらに追い討ちをかけるようにハイブリッド車には、5年~10年後にはバッテリーの交換が待っています。

 

3代目プリウスが販売されたのが、2010年前後、アクアは2011年から販売されましたので、この問題については2018年から2020年に話題にあがるものと考えています。

 

バッテリー交換の費用は安くなく、10万円から20万円の支出で、車検時と重なると50万円を超すような支出になってしまう場合もあるでしょう。

 

せっかく高い車体価格を回収したと思ったところで、また高い整備費用が掛かるわけですから、結局のところガソリン車とハイブリッド車を支出面で比較するのはあまり良いものではないことが分かりますね。

 

なお、走行によって車体価格差を回収するとした場合には、30万円分の高い車体価格を燃費で回収しようとすると7.5年で1年2万km以上は走らないといけないのでどれほど大変か分かると思います。

 

長期穂的に保有して、車を毎日使う人がようやく取り戻せるような状況であって、ハイブリッド車だから維持費が安く家計の負担が軽くなるわけでないということをご理解いただけたと思います。

グレードを上げたとしてもヴィッツのコスパは良い

ヴィッツは、エンジンサイズなど様々な選択ができることを考えると140万円ぐらいからで考えると妥当かもしれませんが、それでも価格差は大きいでしょう。

 

この車体価格の開きを燃費と減税で回収するというのはとても大変で、乗り続けることが大前提、さらには良く車を使う必要があるでしょう。

 

それならば、車体価格が安い車に乗ったほうが不確実性は小さいものになるでしょう。

 

そのため、優位性について考えるならば、今メジャーではなくなってしまったヴィッツを選択できるのならば、トヨタアクアを買う場合と比べて確実に支出を節約できるものとなります。

それでもトヨタアクアが選ばれる理由

アクアは総額の支出面でいえばそれほどお得というわけでないことが分かってもらえたと思います。

 

別に安くしたいなら燃費が多少安くても中古の軽自動車を破格で買ってちまちま乗ったら一番安いわけです。

 

それでもなぜ皆さんはトヨタアクアを選ぶのかといえば、やはりバランスの良さがあげられるでしょう。

 

支出が安いほうが良いなら安い車体を買えばいいというのはわかっている人が多いのです。

アクアを選ぶ理由は経済的な理由ではなかった

では、なぜそれを選ばないのかといえば、出来るだけ良い車を買いたい、または他の人が良いといっている車を買うほうが安心である、という思いからでしょう。

 

せっかく買う車がダサい古い車では、周りの目もありますから、それはあながち悪い考え方ではありません。

 

高級車は買うほど余裕はなく、ありきたりなコンパクトカーではやはり気が向かないというようなところが、アクアを選んでいる理由なのではないでしょうか。

 

周りの方が、あなたが車を買ったことに納得してくれて、もちろんあなた自身も納得できる選択がトヨタアクアなのだと思います。(ダサい車を買ったときの周りの方の冷たい反応は嫌ですからね^^;)

 

結局のところ、エコカーだとか維持費が安いだとか税金が免税・非課税になるというのはそれほど重要ではないのかもしれません。

 

先進的なエコカーに乗りたい、その中でも予算に見合うもの、価値のあるものを乗りたい。

 

トヨタアクアを選ぶ方はこのようなバランスの良さを無意識下で判断しているのでしょう。

 

つまりは、トヨタアクアを選ぶならば、維持費が安いからではなく、その先進性や話題性についてお金を出すという考えで買うべきであり、維持費が安くて家計が助かるから選ぶべきものではない、ということを理解して検討するようにしてくださいね。

新車が高く感じるなら中古車も見る

ただ、どうしても支出も安く抑えたいということであれば、中古から探すのも手です。

 

その場合には、しっかりと保証がある場所から探すようにしてください。

 

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