残価率の高い車は損?

 

残価率の高い車は損?:3行要約

残価率が高い車は月々の支払いを減らせるが、利息を多く払うので必ずしも良いことではない

残価率は、メーカーや車種によって異なり、基本的には今の人気が将来続く見込みで算出される

残クレは支払総額の面で不利になりやすく、その理由は「利息」「車両保険」「クレジット組み直しの金利」である

 

最近は残価設定型クレジットをどこのディーラーも設定してあり、今後のトレンドとなりそうです。

この残価設定型クレジットは通常のローンよりも、複雑な契約を交わすことになりますが、特に注意して欲しいのが残価率という項目です。

 

残価率とは

残価設定型クレジットにおいて残価率とは、元本支払いを据え置く比率のことであり、また満期日の車評価額に応じて決められる割合である。

満期日に一定の契約において下取り額を保証するというものだが、下取り額は条件により多少の変動を受ける。

一般に残価率は高いほうが有利と見る場合が多いが、利息を払っていることを考えると一概に良いとは言えない

 

残価率が高ければ、月々の支払いは安く済みますが、利息も多く払うことになります。

反対に、残価率が低いなら月々の支払いは高くなりますが、利息は少ない額で済み購入する選択をした場合には有利となります。

 

今回は残価設定型クレジットで特に重要な残価率についてみていきたいと思います。

 

 

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残価率が高い車が有利ではない

最初に残価率が高い車が有利であると一概に言えないということを言いました。

 

これには理由があります。

 

実は残価設定型クレジットの残価部分には、しっかりと利息を払うことになります。

 

つまり、残価設定された部分は減らない元本として、利息だけはしっかりと払っているということです。

 

最近の残クレは確かに金利自体は2%台のものや高くても5%前後であり、一昔前のディーラーローン8%前後の年利と比べると、相当安くなってきています。

 

ですが、利息自体は元本に金利の比率、そして返済期間の長さで金額が決まりますので、金利だけを見ても正しい判断はできません。

 

このように、残価率が高い車だからといっても一概に良いというわけではないということです。

残クレは車両保険分だけ支出が厳しい

ここまでは残価率と据え置きになった残価部分にも利息が掛かるので、金利が低くなってきたと言っても損である場合が多いことを話してきました。

 

そして、残クレで最も厳しいと考えられるのは、しっかりした車両保険に入らないといけないことです。

 

残クレは満期日の車両価値をある程度保証されていますが、事故などがあれば当然減価しますので、その価値低下分は差額を支払う必要があります。

 

仮に事故について自分に過失がないとしても、当然そのようなことはディーラーには関係なく、損害部分は自分で何とかする必要がありますので、残クレを利用する場合には車両保険がセットになるというわけです。

 

最初から手厚い車両保険に入る予定ならばまだしも、そうでないならばこの分もコストとして考えるべきであり、高い保険に入る分だけ出ていくお金も増えるということを知っておくべきです。

 

残クレの利点である「月々の負担が減らせる」ということは、車両保険で多少相殺されるということを覚えておきましょう。

 

なお、残クレの支払額の比較はネット上でも簡単に出来るので、気になる方はやってみてください。

 

残価率は車種と車のクラスで異なる

設定した期限で車を買わないとした場合には払った分は車の使用料と考えられますが、これを安くするには金利を下げるほか、残価を高く見積もってもらったほうが良いです。

 

そしてこの残価をいくらに設定するかというのが残価率なのですが、車種と車のクラスで変わってきます。

 

特に車のクラスでは普通車と軽自動車が最も分かりやすく、軽自動車の場合には5割、普通車の場合には4割前後というケースが多いです。(3年満期の残価設定型クレジット)

 

残価設定クレジット「かえるプラン」(36回払い) I 残価設定クレジット
スズキファイナンス 出典:http://www.suzuki-finance.co.jp/credit/kaeru-plan/kaeru-plan_36/index.html

 

軽自動車と普通車を販売するスズキでは例として分かりやすいですね。

支払いを少なくしたいなら残価率を高くする

残価設定型クレジットを利用するシーンでは、銀行系の審査が通らない場合や、最近ではディーラーで手続きできるので楽だから選択するということもあるでしょう。

 

ただ、目的が月々の支払いを減らしたいとするならば、残価率はできるだけ高く設定するようにしてください。

 

もちろん、その分だけ利息を多く払うことになりますから、全体としてみればあまり良くないのかもしれませんが、ここについては月々の支払金額か、総支払金額か、どちらをとるか目的を決めましょう。

 

そして販売会社によってこの残価率が異なる可能性があります。

隣町のディーラーを確認する利点

これは自分の最寄ディーラーでは残価率はあまり自由に決められないのに、隣町のディーラーでは残価率をある程度選べたということも起こりえるということです。

 

車は割とメンテナンスをする機会が多いために、最寄のディーラーで購入するほうが望ましいですが、特に値引き交渉などをする場合には、隣町まで比較することもありますので、その過程で残価率もチェックできれば無駄がありませんね。

 

このように、販売会社によって車の残価設定が異なるのでしたら、販売会社を複数まわって情報を取得し比較するのが賢い方法です。

 

月々の支払いを抑えたいなら満期までの期間を3年に設定するのもよい判断です。

メーカー別の残価率比較

メーカーやディーラー別に残価設定型クレジットがありますが、その比較となります。

 

時期によって変わってくると思いますが、各メーカーによって特徴がありますので参考までにご利用ください。

 

詳しくは、メーカーホームページ等で確認されれば確実でしょう。

メーカー 名前 残価率
トヨタ 残価設定型プラン 車種と支払い時期により異なる
日産 残価設定型クレジット 車種によって異なる
スズキ かえるプラン 50%・40%
マツダ マツダスカイプラン 車種によって異なる
ダイハツ ワンダフルクレジット 50%
ホンダ 残クレ 50%
スバル SUBARU安心プラン 車種と支払い時期により異なる
三菱 スーパーマイカープラン 車種によって異なる

 

またトヨタと資本でつながっているスバルは車種と支払い時期によって異なるようです。

 

その他は、車種によって異なるといった傾向が見れました。

残価保証など契約を必ず確認する

日本の車はたいてい下取価格が下がっていたとしてもそれを保証する契約となっていますが、これは大きな傷や走行距離が規定内にある場合です。

 

このような契約内容を満たしてないと追加でお金を払うことになることもしばしばです。

下取保証などの特約もあるのであわせて確認してください。

 

輸入車の場合には残価保証型でない場合が多いので注意が必要です。

どのようなものかというと下取価格が著しく下がった場合には、残価との差額についてなにかしらの支払いなどをしなければならないということです。

 

ホンダの残クレを例にすれば、走行距離によって残価が変わりますが、車種によって残価定価係数が異なる点も注目です。

 

残価設定型クレジット(残クレ)|クレジット&カーリース
ホンダファイナンス https://www.honda.co.jp/HFC/auto/zankure/

 

残価は保証されているのか、日本車ではあまり気にならないことが多いですが、契約するときはよく確認してから購入するようにしましょう。

残価率の真実:まとめ

残価率が高ければ総支払金額は増えてしまいますが月々の支払いは減らせます。

 

残価率が低ければ月々の支払いは増えますが総支払金額は減らせます。

 

どちらが有利かどうかは人それぞれの好みになりますが、残クレを利用する目的である「月々の支払いを減らしたい」という目的であれば、残価率は高いほうが有利です。

 

また、残価率以外にも契約満期に車体の引き取り規約も確実に見ておきましょう。

これによって思わぬ出費を抑えることができるでしょう。

 

残価設定型クレジットは複雑な契約が多いですが、特に残価率と引き取り時の条件はチェックをして、賢く車を買うようにしましょうね。

 

お役立ていただければ幸いです。

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