並行輸入車で自動車保険は入れない?:サムネイル

輸入車を買う場合に、正規輸入店を通した場合には車両価格が高くなるため、これを通さずに直接輸入した車を並行輸入車といいますが、自動車保険に加入することに難航することをご存知ですか?

自動車事故などによる賠償額は小さな額で済むとは限らないことに加えて、自賠責保険による補償では足りないために、自動車保険に加入することが望ましいですよね。

でも並行輸入車の場合には自動車保険には入れない、また自動車保険に入れても料金が高いといったケースが見受けられます。

こちらでは、並行輸入車が自動車保険に入れるのか?また並行輸入車の自動車保険料が高くなるのはどうしてか?を詳しく解説していきます。

並行輸入車の自動車保険取り扱い

並行輸入車の自動車保険取り扱いについては冷遇されるという状況であり、このことは保険料金を算定することを画一的に行っているためであると判断できます。

自動車保険の試算をしたことがある方ならわかるように、年齢や自動車の種類、また免許の色など、「意外に入力項目が多くて面倒」と感じるほど、多くの情報を入力する必要があります。

これは保険会社側が事故率と保険料の確率的計算をするために必要で、この計算は画一的に行われます。

ここで重要なのは並行輸入車の型式は「不明」「フメイ」「FUMEI」などとなってしまうために、車種の特定ができないということになります。

三井住友海上のネット試算画面
http://www.izc.jp/insurance/select/redirect/gk/index.html

そのため、車種の特定が出来なければ画一的な保険料金の計算ができないこと、またいい意味でも悪い意味でも保険試算については融通が利きにくいこともあり、型式不明の並行輸入車については自動車保険取り扱いについて冷遇されるということになるのです。

並行輸入車で自動車保険に加入するための条件

並行輸入車で自動車保険に加入するためには、基本的に対面式などで型式不明の車について調査を行い、保険料を確定する必要があります。

次のページでは型式不明でも保険加入が出来たという口コミがあります。

⇒みんカラブログ:ムラッチ427のページ

こちらで見てわかるのは、現在主流のダイレクト型ではなく対面式の自動車保険加入方法をとっているということです。

そもそも、並行輸入車で自動車保険に加入することは対面式でも嫌がられるケースがあり、この場合には自動車保険加入できる業者を探すことになります。

そういった意味では自動車保険に加入できるだけ良いのかもしれませんが、代理店を通す自動車保険は一般に高くなりがちです。

並行輸入車の自動車保険が高い理由

現在、自動車保険はダイレクト型の保険が主流です。

というのも、自動車保険の補償内容が同じならば月々の支払額が安いほうが良い、というのは誰でも疑いの余地がない判断です。

人付き合いで保険代理店を通す場合などもありますが、徐々に自動車保険の主流はダイレクト型になってきています。

さて、このような状況ですが並行輸入車はダイレクト型の自動車保険が使えません。

というのも、ダイレクト型はネットから申し込むわけですが型式不明では申し込みができないためです。

ネットでの試算においても型式不明では、前段落で話したように保険会社同様に保険料の試算ができないわけです。

そういった理由からダイレクト型の自動車保険が使えないために、対面による自動車保険利用をすることになり、これが「並行輸入車は自動車保険が高い」と言われる理由です。

並行輸入車の整備事情

型式フメイでもダイレクト型の保険が難航するぐらいで、ほとんどデメリットはありませんがもし発生するとしたらメーカー保証関連になるのではないでしょうか。

正規ディーラー輸入なら日本向けにマニュアルがあったり保証が分かり易かったりしますけれども、並行輸入となればそうはいきません。

もちろん、現地の保証がついているので現地まで車を持っていくなりすればよいのかもしれませんがそんなことをする人はまずいないと思います。

そのため、正規輸入に比べて並行輸入は保証関連で弱いといえるでしょう。

ただ、マイナーな車やメーカー出なければ現在は外車メーカーも日本法人を持っている場合がありますので、昔ほど厳しい立場ではないのかもしれません。

特別な理由がない限りは現在は正規ディーラーを利用したほうが何かと安心ですからトラブルが好きな人は例外として、並行輸入車は今後どんどん減っていくものと思われます。

並行輸入車が「型式フメイ」になる理由

日本ほど国による車関連の管理が強い国はなかなか無いともいえ、良い意味では車検制度によって状態の良い車が多いことで、交通インフラが正常に動くことに良い影響を与えています。

車の型式認定制度によって、国土交通省に型式申請して承認される必要があります。

輸入車についても例外ではなく、特に正規ディーラーの車でない場合には型式が不明となってしまうわけですね。

実はこの申請にはかなりの手間とお金がかかるので、その手間賃などは結局ユーザーが払うことになっています。

とはいっても並行輸入の車は正規ディーラーよりは安い金額で購入できるということもあり、手間賃を考えてもぜんぜん経済的な利点はありますね。

ただ、近年においては経済的な利点が挙げられますが、過去には正規ディーラーがなかったので仕方なく並行輸入という形を取っているケースもあったはずで、ある意味でいえば型式を明らかな状態で輸入できるというのはひとつの選択肢として悪いものではありませんね。

並行輸入車で自動車保険は入れない?:まとめ

グローバル化していく中で日本はこの形式を続けていくのでしょうか。

いずれにしても現在では型式不明であっても保険は受けられるわけで、ダイレクト型については少し厳しいというところで覚えておいたらと思います。

最近の輸入車は昔と比べて並行輸入車から正規ディーラー輸入も増えています。

そのため、この型式フメイというのも少なくなっていくと思いますが、今後控えているTPPのようなグローバリゼーションにも対応できるような状態になってほしいと切実に考えています。