車を乗り替えたときの自賠責保険のどうするのか知っていますか?
実はこれ、廃車以外の場合には満額ではありませんが返されていることが多いです。
とはいえ、注意しなければそのまま還付されずに失ってしまいますので、車買い替え時の自賠責保険について、どのような構造になっているのかをみていきましょう。
まずは、車を誰かに売った場合、その後に廃車した場合の還付についてです。
車買い替え時の自賠責保険取り扱い
冒頭で言ったように車を売った場合には間接的に還付されている場合が多く、このときには車評価額に含まれています。
ただし、残念ながら満額とはなりません。
自賠責保険は車検の評価として一緒に見られることがありますが、車検の評価を月割計算で評価額に加算してくれるわけではないからです。
また、これをもって悪徳かは別かもしれませんが、業者によっては評価を入れてない場合がありますので、車を売る場合には車検残部分をしっかりと評価してくれる業者に売りたいところですね。
以上より、車を売った場合には車査定額の評価に入っていることが多く、間接的に還付されていますが、それをしっかりと確認するようにしてくださいね。
次に廃車の場合ですが、こちらがちょっと厄介です。
自賠責保険還付は手続きが必要
実はここまで見てきた還付というのは、価値を返してもらったということで簡便的に言っていましたが、実は本来の還付は廃車を行わない限り還付されません。
そのため、新しく買った車の自賠責保険は新規で組む必要があります。
では売った車の保険はどのようになるかというと、多くの場合には未経過分については月割りで査定額に反映されています。
このように、全く無駄になるということはありませんのでご安心ください。
なお、廃車手続きには書類上の手続きである一時抹消と、車の解体と伴う永久抹消がありますが、そのどちらでも自賠責保険に関しては還付されます。
自動車重量税についても同様
自賠責保険については、車検の一環として評価されることも多く、さらには自動車重量税に関しても同様です。
こちらも、車検時に購入するわけで、余った分に関しては車検の評価額として評価されるでしょう。
注意しなければいけないのは、この「車検」評価項目に含まれるからといって、自賠責保険や自動車重量税の未経過分が適切に評価されているかという点です。
なお、自動車重量税の還付に関しては、自賠責保険の場合と異なり、廃車手続きは永久抹消手続きを行う必要があります。
自賠責保険の評価をしない業者に注意!
一部業者には、自賠責保険の未経過分についてなにも手を加えないでそのまま買い取ってしまう業者もいるようです。
実は自賠責保険は、廃車をすることで還付されることをご存知でしょうか?
このことで、古い車を引き取り無料で仕入れて廃車をして儲けている業者もいるようです。
よく、ガソリンスタンドなどで「廃車無料!0円!」などのぼりを見たことがあると思いますが、こういうカラクリがあるのですね。
そのため、ディーラーに査定に出した場合はまず無いと思いますが、内訳について不明瞭であった場合には業者に対して自賠責保険の取扱について質問をしてください。
自賠責保険の評価をする業者
前に説明したように、残念ながら対応の悪い業者もいるものです。
こういった業者に当たると時間の無駄になるだけでなく、断るのも手間がかかったりと悪いことばかりです。
最初から分かっていればよいのですが、なかなかそれも難しいと思います。
実はこういったクレームが多く、車査定業者としてもどうにかしたいと考えていたようです。
そして、できたのがある一定の基準を通過したものが加盟した団体を作ることでした。
この団体、一般社団法人:日本自動車流通研究所に登録されている業者を選ぶことがトラブルを避けるポイントです。
⇒一般社団法人:日本自動車流通研究所(JADRI)加盟業者一覧
なにか大きな欠陥があれば除名されてしまいますから、車査定業者としてあるまじき行為を行う可能性が劇的に少なくなります。
特に車を売るのが初めてという方や慣れていない方は、絶対に日本自動車流通研究所に登録されている業者に査定を申し込んでください。
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車買い替え時の自賠責保険:まとめ
車買い替えのときには、余った自賠責保険については無駄な気がしますが、実際には車検残という項目を通じて、自動車重量税とともに未経過分は月割り評価されるので、それほど心配はありません。
新しく購入した車は車検を取った段階で、新しく自賠責保険が組まれているわけですから、評価額を通じて新しい車に引き継がれていると考えても良いでしょう。
そのため、車買取業者に評価額をごまかされていなければ、金銭的な損は全くないので心配は無用です。
お役立ていただけたら幸いです。
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