
子供が1人だけなら助手席にチャイルドシートをつけたり、ミニバンなら真ん中のシートに装着すればよいわけですが、2人となると少し話は変わってきます。
狭い車なら後部座席に2つつけるか、それとも助手席と後部座席にひとつずつなんていう配置になるわけですが、この場合に何かあったときに面倒を見ることが出来なかったりと不便なことも多いですよね。
そして当たり前ですが、チャイルドシートやジュニアシートを装着すると車の中は当然狭くなります。
1台ならまだしも2台つけるとしたら相当窮屈です。
そのときにネックになるのが、車の中での移動です。
狭い車ではチャイルドシートやジュニアシートを2つ装着させるのは難しく、このようなケースにはある程度大きな車が必要になってきます。
そこで今回はチャイルドシートやジュニアシートを2台つけても窮屈にならない、もしくはなりにくい車を特集したいと思います。
ページの内容
チャイルドシート2台付けるなら「ミニバンかプチバン」
チャイルドシートを二つ装着して窮屈にならない車は?といわれたら当然ミニバンがおすすめです。
次点でホンダフリードなどのプチバンでしょうか。
もちろん今流行りの大型軽自動車でも良いのですが、チャイルドシートを付けるだけで済む話ではないので、3列目シートが使える車を選ぶ必要があります。
また、ある程度の広さが必要なのは当然としても、実は2列目シートの形状も見る必要があります。
2列目シートの形状を見る必要性

なぜ2列目シートの形状が大切かといえば、設置したことで移動が困難になる場合も多く、そのたびにチャイルドシートを外したりするならば、車を快適に利用できませんよね。
そのため、2列目シートは分離されているシートで、このシートは通称「キャプテンシート」と呼ばれています。
またキャプテンシートの車は2列目が2人乗りになりますので、7人乗りのミニバンになることが多く、車乗車人数でシートの区分をある程度把握可能です。
こちらでは、2列目にチャイルドシートを付けることを推奨していますが、3列目シートに2台のチャイルドシートを付けるとどうなるでしょうか?
実は3列目に2台のチャイルドシートを付けるのは多少の問題が発生します。
3列目に2台のチャイルドシートを付ける問題とは
3列目にチャイルドシートをつけたならば、子供に何かあったときに、誰が面倒を見るかという点が問題で、意外にチャイルドシートは幅をとりますので、3列目シートに2台のチャイルドシートを付けると座れるスペースがない、ということが起きます。
そうなれば、2列目に座っている人が3列目にあるチャイルドシートに搭乗している子供の面倒を見るわけですが、想像してもわかるように後ろにあるものの面倒を見ることは大変です。
逆に3列目から2列目シートにあるチャイルドシートに座っている子供の面倒を見ることはそれほど難しくありません。
このように、チャイルドシートをどの列のシートに付けるかということはとても重要なために、「2列目シートは分離しているシートか(キャプテンシート)」「2列目にチャイルドシートを付ける」ということは、チャイルドシートを2台付けられる車の条件としては大切な要素なのです。
チャイルドシート助手席装着の不都合
ここまでは、ミニバンかプチバンの2列目シートに2台のチャイルドシートを付けることが望ましいと話をしてきました。
別の考え方としては、助手席と2列目シートに1台ずつチャイルドシートを付けるという方法です。
この方法ならば確かに子供の面倒を見やすいので問題は少なそうですが、実のところあまり推奨されない理由があります。
助手席チャイルドシートは安全性を損なうので危険!
助手席に装着となると、運転者への負担が大きくなります。
もちろん、ミニバンを一人で運転しているのなら仕方ない面もありますが、そうでない場合にはやはり運転中に子供のことが気になる・なにかできる位置にチャイルドシートがあること。
これは安全運転をするうえで危険であるといえるでしょう。
そのため、チャイルドシートを2つ装着しなければいけないような状況においては、出来る限り2列目シートが望ましいということになります。
チャイルドシート2台を付けるなら2列目シート
以上よりチャイルドシートは2列目装着が良いということが分かっていただけたと思います。
運転者に負担をかけず、保護者も負担が無い位置が2列目となります。
なお、2列目に2台設置でもよいですし、子供の面倒を見ないといけないような場合には、1台を2列目のキャプテンシートに、もう一台を3列目に設置するのも良いでしょう。
ちなみに個人的には運転席から見えない右側にチャイルドシートを設置するほうが望ましいでしょう。
2列目右側にチャイルドシートを付ける理由
2列目右側にチャイルドシートを付ける理由は見やすい位置にチャイルドシートを設置すれば、運転者が気になってしまうからです。
また車のシートで安全な位置というのは、実は運転手側であり、これは本能的に運転手が自分を守るように、障害を回避するためであり、この点で一番危険なのは助手席ということがわかってもらえますね。
そのため、人の命に序列はありませんが、保護者としては子供の命を最優先で守りたいと考えますから、運転席の後ろ側が安全性の上で良いということになります。
次に、2列目に快適にチャイルドシート等を2台つけられるミニバンをみていきます。
7人乗りミニバンが最適
キャプテンシートとは2列目が2人乗用で設定されているミニバンです。
キャプテンシートは簡単に見分けることができ、それぞれ別個の椅子になっているようなシートであればキャプテンシートです。
他方、2列目について3人乗り仕様の車もあり、その場合にはベンチシートになっていることが多いです。
このときに、後部座席にアクセスするときにとても面倒であり、今回お話しているチャイルドシート2台というのは移動の面で面倒になるでしょう。
キャプテンシートであれば、チャイルドシートを2台つけた状態であっても快適に3列目へアクセスすることができます。
もちろん1台のチャイルドシートでもつけっぱなしに適していますのでチャイルドシートをつけることを考えると2列目2人乗用のミニバンを選ぶとよいでしょう。
7人乗りのミニバンをピックアップ
7人乗りのミニバンであれば2列目シートが2人乗車となります。
そのため、最後に7人乗りのミニバンをご紹介したいと思います。
- エリシオン・プレステージ
- エルグランド
- アルファード
- ヴェルファイア
- エスティマハイブリッド
- マークXジオ
- セレナ
- デリカD:5
- ステップワゴン3thスパーダ
- グランディス
- MPV
- ヴォクシー
- ノア
- ウィッシュ
- フリード
意外にも多いですが、基本的には2列目が2人乗りのミニバンに限ります。
また、3列目シートが2人の7人乗りミニバンならキャプテンシート仕様ではないので注意が必要で、資料などで判断する場合の目安として考えてください。
モデルチェンジによって変わってくる要素だと思いますが、現在の主流が2列目キャプテンシート仕様の7人乗りがほとんどで、2列目を3人乗りのシート配列は旧時代の車に見られる特徴です。
いずれにおいても、車を選ぶときには必ずキャプテンシートの仕様なのかどうかを販売店に確認することで、不具合を避けることが出来ますので必ず質問をするようにしてくださいね。
チャイルドシート2台付けられる車選び:まとめ
ココまで見てきたように、チャイルドシートを2台つけるとなれば、なかなか車の選択に制約が出てきます。
特に重要であると考えるのは2列目のシートタイプであり、ここがキャプテンシートかどうかで乗車の快適性が変わってきますので、注意して選んでもらいたいと思います。
新車でミニバンを買う場合には、最近の車であれば商用車などの特殊な車を除けば、キャプテンシート車のほうが一般的で、ちょっと注意する程度でよいですが、中古車の場合にはまだまだ2列目がベンチシートである車も少なくないので注意が必要でしょう。
もし、中古車でミニバンを探している場合には、良い車があってもシートタイプで断念するというのは面倒ですから、専用の検索サービスを使ってくださいね。
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子供が2人いると面倒を見るのも大変ですが、車選びをしっかりすることでかなり変わってくるので、これから探すという方は特に注意して2列目を確認して欲しいと思います。
以上、チャイルドシート2台装着に適した車特集でした。
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